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【新型肺炎】レガは無観客でのセリエA続行を強調 「選手への給与支払いが脅かされている」

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新型コロナウイルスによる混乱がイタリア、そしてセリエAに広がっている。昨晩行われたSPAL対パルマの試合では、キックオフ直前にイタリアのスポーツ大臣ヴィンチェンツォ・スパダフォーラが全試合の延期を要求し、協議の末に75分間キックオフが遅れることとなった。

かねてから「選手の健康を優先すべき」と主張してきた選手会会長のダミアーノ・トンマージはキックオフを強行したことを批判。伊紙『Gazetta dello Sport』は、もし必要な措置が講じられない場合、選手会は来週の試合をボイコットする可能性があると報じている。

レガは無観客での続行を強調

多くの批判が集まる中、大会を主催するレガ・セリエAは公式の声明を発表し、引き続き無観客で大会を続行することを強調した。

その中でレガは「イタリアが新型肺炎の危機に瀕したその日から、健康を保護することを常に優先してきた」とし、「新型コロナウイルスの対策について受けた政府からの支持は全て遵守されている」と主張。 また、すでにこの非常事態により各クラブは経済的に大きなダメージを受けており「選手の給与支払いの危機に瀕している」ため、無観客でも大会を続けることを決めたと説明。SkyやDAZNと取り交わした放映権の契約も、その理由のために遵守されているという。

世界各国で混乱が広がり続ける中、レガ、選手会、そしてイタリア政府は今後どのような決断を下すだろうか。次の会談は現地時間の明日に予定されている。