地道な交渉が続けられていたフランチェスコ・アチェルビの移籍がついにまとまりました。
アチェルビがついにラツィオに加入
長い交渉がようやく妥結
長らく守備の柱として活躍したCBのデ・フライが退団したことで、その後釜を探し続けていたラツィオ。
精神的に成熟しており、なおかつイタリアでの経験が豊富な選手をデ・フライの後継者に求めていたインザーギ監督は、サッスオーロのフランチェスコ・アチェルビの獲得を熱望しましたが、交渉は簡単にはまとまりませんでした。
「500万ユーロの差」が争点に。一時は交渉打ち切りの報道も
ラツィオは1000万ユーロでアチェルビの獲得を目指していたものの、サッスオーロ側は1500万ユーロを要求。
この500万ユーロの差をどう埋めるかについて長い協議が続けられましたが、両者が一歩も譲らなかったために一時は取引が打ち切られたとの報道も噴出しました。
ところが、アチェルビの行動で状況が一転します。
ラツィオ加入の意志を明らかに
移籍交渉を全くまとめようとしないクラブに対し、アチェルビはプレシーズンのメディカルチェックを無断欠席。その後の練習にも姿を現すことはなく、ラツィオ行きを強く望んでいることを表明しました。
この後、交渉は急スピードで進み、結果的に1000万ユーロ+200万ユーロの移籍金でアチェルビはラツィオへ加入することが決まりました。
30歳の同選手とラツィオは年俸120万ユーロの5年契約を締結。
より待遇の良いプレミアリーグからの興味があった中、ラツィオを選んだ理由として、インザーギ監督の存在が大きいことを本人は認めました。
デ・フライはファンに別れの挨拶
一方、ラツィオを離れたデ・フライはラツィアーレに対して以下のようにコメントを発しました。
デ・フライ:
全てのチームメイト、クラブのスタッフ、そしてラツィアーレに対し、僕を支えてくれたこととローマで素晴らしい日々を送れたことを感謝したい。
そこで過ごした時間の中で、クラブは僕を選手として、そして人間として成長させてくれた。
僕はこの恩を忘れない。ラツィオ、ありがとう。