マウロ・サラテがラジオのインタビューに応じ、2011年にラツィオを離れたことを後悔していると明かしました。
フロントと揉めて出て行ったかつての10番
サラテはかつてラツィオで背番号10をつけていましたが、出場機会を減らした晩年はロティートら首脳陣と対立。
結局、喧嘩別れのような形でクラブを離れることになってしまいました。
(↓サラテのラツィオでのプレー集。並外れたスキルを持った選手でした)
以下、サラテのコメントです。
「ラツィオを忘れたことはない」
「僕は常に全力でプレーしてきたし、誰とも争ったことはない。ロティートとターレも含めてね」
「2年目のシーズンでは、3冠を成し遂げたインテルをスーペルコッパで倒したけど、少し苦戦した。パンデフを欠いたことで苦労した一方、レデスマが中心的な働きをしたね」
「3年目は良かった。だけど、レヤ監督との関係に緊張が生まれてインテルへ行くことにしたんだ」
「ここでラツィオを離れてしまったのは間違いだったと後悔した。ラツィオへ戻るか?それは無理だろう。シーモの元でプレーできたらとても幸せだが、彼が僕を必要としているとは思わない。夢の話だよ」
「ラツィオは常に僕の心の中にあるし、ラツィアーレとの思い出は忘れないよ。戻れるとしたらどこでプレーするか?インモービレの後ろで、アルベルトやアンデルソンと並んでプレーしたい」
「コラロフ?ローマからオファーを受けたことはないが、僕なら絶対にあのチームには加入しないね。彼はビッグクラブでの経験を活かして、ローマではなくラツィオへ戻ることもできたはずだ。」
サラテの失敗談を教訓に…
以下、筆者感想。
選手の売り買いを繰り返すことがラツィオの経営スタイルではあるのですが、移籍した選手が不振に陥ってしまうケースが少なくありません。
決して裕福ではありませんが、これだけの情熱を持ったクラブはヨーロッパでも有数ですし、サラテの教訓(?)を耳にして残留を決める選手が増えてくれればと思います。
そういった意味では、ユナイテッドからのオファーを蹴った(とされている)今の10番には期待したいですね。