やや日刊ラツィオ

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EL準々決勝・ザルツブルグ戦2nd Leg 感想・選手コメント

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最も恐れていたことが起こってしまいましたね…。

3分間で4失点…。

2点のリードを持って敵地へと乗り込み、先制点も奪ったラツィオでしたが、その後立て続けに失点。

なんと3分間で4ゴールを奪われ、大逆転負けを喫してしまいました…。

CLではイタリア勢が2夜連続で猛追を見せ、ヨーロッパの戦いは最後までわからないと思い知らされたばかりでしたが、同じくラツィオにも大どんでん返しが起こってしまった形です。

メンタルの差

3位の座をかけてのローマダービーを週末に控えたラツィオにとって、リードして迎えるザルツブルグ戦の2ndレグはメンタル的に難しい試合でした。

インモービレが先制点を決めた後、彼らの頭の中はもうダービーのことに切り替わってしまっていたようでしたね…。

一方のザルツブルグはラツィオより欧州での経験が豊富で、高い集中力を持ってこの試合に望んでいました。

ELに出たり出なかったりというレベルを脱して、CL本戦出場が見えてくるほどクラブが成長した今、こうしたホームアンドアウェイの試合にも正しいメンタルで臨むことが次のステップへ進むために必要ですね。

選手・監督コメント

インザーギ

「先制してからすぐに追いつかれ、そこで選手たちは自分を見失ってしまった。準決勝への切符が手中にあっただけにそれだけは避けるべきだった」

「我々にとってローマーダービーはチャンスだ。ここで勝利できればメンタルにもフィジカルにも勢いがつく」

「ザルツブルグ戦でただひとつ相手と同じだったのは枠内のシュート数だ。しかし、我々は1点しか決められず彼らは4点を奪った。ただ、こういうことはサッカーには付きものだ。流れを変えるチャンスはあったのにそれを掴めなかったね」

「私も選手やファンと同じ気持ちだよ。準決勝進出は目の前だったのに、選手たちをそこへ導けなかったことは恥ずかしい」

「アンデルソンを投入したのは、追加点を取るため。実際、彼はルイス・アルベルトのチャンスを演出したが得点には至らなかった。あれは試合を分ける決定機だった」

「私はチームが守備的だったとは全く考えていない。追加点を得るために攻め込んだが、ただゴールだけが生まれなかった。それに、ザルツブルグがローマで決めた2点はたまたまだ。しかし、先に進まないといけないね」

「この経験は次のステップに進むために重要だ。このチームにははじめて欧州の大会を戦う若手が多いことを忘れてはいけない」

「我々に重圧はなかったが、相手を押し込むためにアンデルソンとルカクを入れた。しかし、ザルツブルグはひるむことなく押し上げてきたたね。彼らには脱帽だ」

「チームは国内と欧州での成果を誇りに思うべきだ。まだ7試合残っているが、重要な目標を勝ち取るために全力を尽くす」

パローロ

「1点を返された後で2-1にするチャンスはあったが、僕らは守備的になりすぎた。そのせいで相手にシュートのチャンスを与えてしまった」

「ザルツブルグに賛辞を送りたいが、この敗戦は僕らの責任だ。なぜなら、60分までは僕らが試合をコントロールしていたからね。相手に自信を取り戻させ、自分たちの首を締めてしまった」

「ザルツブルグは準決勝にふさわしいチームだと思う。このような形で敗退するのは悔しいが、僕らには欧州で戦うために足りないものがある。そうでなければこんな負けは起こらないよ」

「先制点を取ったことでみんな慢心して、試合は終わったと思い込んでいた。この負けから学んで、日曜の重要なダービーでは集中して臨みたい」

ストラコシャ

「選手はみんなよくやっていた。この結果は僕の責任だ。2点目につながるミスが全てを変えてしまった」

「このチームはこんな形での敗退にふさわしくないし、とても残念だ。最初の失点からすぐに同点にされ、僕らはひるんでしまった」

「敗れはしたが、力負けしたわけじゃない。ローマはCLの準決勝に進んだことでとてもモチベーションを高めているが、僕たちはそれ以上に燃えている。ダービーで勝つことができれば大きな自信になる」

ダービーで立て直しを

選手たちのコメントを見るとかなり落胆しているようですが、その反面でよりダービーへのモチベーションが強まっているようです。

ELは悔しい結果で終わってしまいましたが、日曜に勝ちを掴んで、シーズンの最後に笑顔で終われればと思います!