政界進出を目論むラツィオのロティート会長は、「イタリアはラツィオと同じ"治療"を必要としている」と語ります。
ベルルスコーニの政党から立候補
ロティートは、ミランの元会長であるベルルスコーニが率いるフォルツァ・イタリア党から選挙へ立候補することが決まっています。
ベネヴェントで行われた政治集会で、以下のように語りました。
ラツィオと同じようにイタリアも再建
「私がラツィオを建て直したように、この国もそれを必要としている。買収当時のクラブは5億5000万ユーロもの負債を抱えていたが、私は財務にメスを入れ、全ての無駄を切り捨てたんだ。」
「今日ではクラブの財政は健全化され、スポーツの面でも質の高い結果を残している。」
「時間はかかったが、ラツィアーレは私がどういう人間なのか理解したね。私は情熱や決断力、そしてなにより変革を成し遂げるための願望を持っている。」
ロティートの政治力とラツィオの復活
ロティート会長は、破産の瀬戸際にあったラツィオを2004年に買収。
クラブは現在、セリエA3位、ヨーロッパリーグGS首位通過、コッパ・イタリア準決勝進出を成し遂げるまでに復調しています。
この復活劇の最も大きな要因が、会長による政府への働きかけでした。
彼はベルルスコーニが首相を務めていた当時の政府に働きかけ、負債のうちの1億4000万ユーロを23年間払いに分割することに成功。
これが財政健全化に大きく寄与しました。