インテル戦を前に、シモーネ・インザーギ監督が記者会見に臨みました。
インテル戦は決め手にはならない
サン・シーロでの試合をラツィオが勝ちとれば現在3位のインテルに1ポイント差まで迫りますが、指揮官はあくまで「インテル戦は順位争いの決め手にはならない」と語ります。
「次の試合はとても重要ではあるが、順位を決定付けるようなものではない。」
「インテルがタフな相手ということはわかっている。いい結果を得るために全てを出しきらないといけない。」
「選手たちはよく準備してきた。インテルはここ最近の3試合に負けているが、疲れが溜まっているようだ。他の全てのチームと同じようにね。」
「疲労は我々にもある。ユーベやナポリにも同じくだ。インテルは質の高いチームで、私はスパレッティを尊敬しているよ。」
これからはさらに厳しい戦いに
「ここまで選手たちは並外れた働きを見せてくれているね。ヨーロッパリーグでは2試合を残して決勝トーナメントへの進出を決め、コッパ・イタリアは準決勝進出、カンピオナートでは強豪にしっかりとついていっている。」
「ここまでは本当によくやった。だがしかし、勝負はこれからだ。リーグ戦は5月まで続くからね。」
「冬の休みが明ければ、4日に1度のペースで試合が組まれている。ここまでよりも厳しい日程だろう。」
「これまで予期しないような形で勝ち点を落としているが、本来なら我々はもっと高い順位にいたはずだ。」
インテルは不振を終わらせにくる
「繰り返すが、インテル戦は今シーズンを決めるような試合ではない。このゲームの後にも19もの試合が控えている。」
「我々は目の前の敵と戦い、攻撃の手を休めることなく、上位のクラブに食らいついていかなければならない。何がおころうともね。」
「いつものラツィオが見れることを期待している。そうすれば、負けることは滅多にない。」
「他のチームにも起こるように、インテルは不調の中にある。彼らは疲労しているが、我々を倒して不振を終わらせようとするだろう。私たちも簡単には負けないよ。」
最も警戒していること
また、インザーギは「インテルについて最も恐れていることは?」との質問を受けました。
「(最も恐れているのは)選手の質の高さだ。」
「スタジアムは両チームにとって素晴らしい雰囲気になるだろう。なぜなら、ローマから多くのファンが来ることは分かっているし、彼らが大声援を送ってくれるのは分かっている。」
「対策は万全」
「イカルディかインモービレか?どちらも素晴らしい選手だよ。イグアインもそうだ。」
「インテルの選手のことは良く分かっている。イカルディはサッスオーロ戦を除いて、ここ最近の試合で常に得点している。彼をフリーにさせてはいけないね。どこからでもゴールできるんだ。」
「ペリシッチやカンドレーヴァも素晴らしいが、なにをしてくるかは分かっている。対策は練ってきたよ。」
「インテルは予測不能なウィンガーを擁するチームだが、準備は万全だ。クロスを多く上げられないように、厳しくマークする。」