セリエA・第14節のラツィオ対フィオレンティーナ戦は、最終盤のPKによって引き分けで決着しました。
ラツィオのシモーネ・インザーギ監督は「20回は映像を確認したが、なぜPKが与えられたのか理解できない」と怒りを露わにしています。
最終盤のPK
DFデ・フライがもぎ取った先制点を守り抜き、そのまま試合が終わるかと思われた後半ロスタイム、VARによってフィオレンティーナがPKを獲得しました。
「ファールがあった」とされるシーンでは、ラツィオのFWカイセドとフィオレンティーナのDFペッセッラが競り合い、カイセドが脚を高く上げてボールをクリアしたところ、そこにペッソッラがぶつかってしまいました。
VARの裁定について
「こういったPKで失点するのはとても腹立たしい」と指揮官は語ります。
「20回は映像を確認したが、PKが相手に与えられた理由が全く理解できない。カイセドがボールを触り、ペッソッラが彼の前方に脚を出していた。」
「それに、前半にはペナルティエリアの中でパローロに対してファールがあったが、ここではVARが発動しなかった。」
「フィオレンティーナがいいチームであることは認めたいし、我々が2点目を決めるべきだったことも確かだが、VARはシステムを改善しなければならない。」
ラツィオのSDイグリ・ターレもまた、試合後に主審に詰め寄り「あなたは一体何を見ていたんだ?」と繰り返していました。