やや日刊ラツィオ

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17-18シーズン・ラツィオ通信簿

開幕戦でのタイトル獲得から始まり、素晴らしいパフォーマンスでクラブの勝ち点記録も更新した今シーズン。

それぞれの選手について今季の働きぶりを採点しました。

17-18シーズン通信簿: FW編

FW総評

チームとしてセリエA最多となる89得点を記録する素晴らしい結果を残しましたが、インモービレ以外は目立った活躍ができず。

複数の大会で勝ち残るために、インモービレにチャレンジできる選手が求められます。

チーロ・インモービレ:8.0

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ELとセリエA両方の大会で得点王に輝いた絶対的エース。

91分毎に1点という驚異的なペースで得点を積み重ね、公式戦47試合で41ゴールと11アシストを記録しました。

欧州主要リーグで彼の得点数を上回るのはメッシ(45得点)、サラー(44得点)、クリスティアーノ・ロナウド(44得点)の3名のみ。

世界最高峰の選手たちと肩を並べる充実したシーズンを送ったインモービレは8.0点。

フェリペ・カイセド:4.0

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今季エスパニョールから250万ユーロで加入したエクアドル人ストライカー。

前線の選手にとって最も困難なリーグであるセリエA初挑戦だったとはいえ、33試合で6得点という結果は不十分。

特にシーズン終盤でインモービレが負傷離脱した際には、サポーターの期待を大きく裏切る残念なプレーを連発してしまいました。

採点は4.0

ナニ:4.5

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冬にローンで加入したベテランFWは、出場機会に恵まれず。

27試合で3ゴールと期待された結果を残せず、不満を抱えたサポーターと口論になったことも。

一方で、出場した試合では味方を鼓舞するなど、ベテランらしい働きも見られました。

採点は4.5

17-18シーズン通信簿: MF編

MF総評

中盤に積極的な攻撃参加を求めるインザーギ監督のプランがうまく機能。

特にルイス・アルベルトの活躍は顕著で、フェリペ・アンデルソンとハイレベルなポジション争いを繰り広げました。

ただ、他のポジションに比べて比較的高齢な選手が多く、ムルジャを始めとする若手の台頭に期待がかかります。

ルイス・アルベルト:7.5

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加入2年目にして才能が開花。

出場47試合で12ゴール21アシスト、1試合平均のキーパス成功数はチーム内1位と、リーグ最多得点のラツィオの攻撃の核となった点を評価して、採点は7.5

スペイン代表への初招集も経験するなど、キャリアの中で最も充実したシーズンを送りました。

フェリペ・アンデルソン:6.5

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長期の負傷とルイス・アルベルトのヒットが重なり、プレーできない時間が長かった今シーズン。

途中出場がほとんどだった32試合での8ゴールと10アシストは実力の高さを伺わせますが、守備時の運動量は十分とは言えず、インザーギ監督から相手にプレスをかけるよう激を飛ばされるシーンが目立ちました。

採点は6.5

セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ:7.0

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大きな体躯を生かして中盤の的となり、ボールを持てばしなやかなタッチで相手をかわすプレーでファンを魅了。

今季のラツィオで最も注目を集め、1億ユーロ超えのオファーが届くなど移籍市場の台風の目になるほど成長を遂げました。

得点力にも優れ、FW顔負けの14点を記録した一方、ファール数がチーム内1位と不要な反則が多いのが欠点。

それでも、今季のミリンコビッチ=サビッチは7.0点に値する活躍を残したと言えるでしょう。

マルコ・パローロ:6.5

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陸上選手である両親譲りの豊富な運動量は、ラツィオでの6シーズン目となる今季も健在。

積極的にエリア内へ侵入するプレースタイルで、6ゴールと6アシストを記録をしながら、タックル成功数はチーム2位、インターセプト数はチーム5位と、攻守両面での貢献が光った今季は6.5点。

アレッサンドロム・ムルジャ:5.5

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プリマヴェーラ出身の21歳にとって大きな収穫となった今シーズン。

開幕戦のスーペルコッパでは決勝ゴールを決め、自己最多となるトップチームでの公式戦28試合に出場。

来季は新戦力の加入も予想されますが、まずはレギュラー定着を目指したいところ。

今季の採点は5.5点。

ルーカス・レイヴァ:7.0

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今季リヴァプールより加入したベテランMF。

10年を過ごしたイングランドを離れてのセリエA挑戦でしたが、文化や言語を積極的に学習し、1年目とは思えないスピードでイタリアのサッカーに適応しました。

チーム1位のタックル成功数で守備に大きく貢献しただけでなく、攻撃でもキャリアハイとなるシーズン4ゴールと7アシストを記録。

また、チームメイトと監督の間に不和が生じた際には両者を仲裁し、解決へ導くなどピッチ外での活躍も見られ、採点は7.0

アダム・マルシッチ:6.0

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加入初年度ながら、攻撃のアクセントとして存在感を発揮。

1試合平均のキーパス成功数がチーム内で5位とチャンスメイクでの貢献もさることながら、自らフィニッシュも狙う積極性が光りました。

来季からは守備力の改善に期待したいところ。

採点は6.0

セナド・ルリッチ:6.0

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左WBでの出場が最も多かったものの、試合の展開に応じて中央でもプレーするなど、多才さを発揮しました。

持ち味の突破力は健在で、チーム内2位のドリブル成功数を誇った一方、ファールの多さもチーム2位と守備面で課題が残ります。

採点は6.0

17-18シーズン通信簿:DF・GK編

DF・GK総評

得点数はリーグ1位を記録した一方で、失点数は10位と脆さを露呈。

若手が多い中、ザルツブルグ戦やインテル戦で起こしたような突発的な大崩れを防げるかどうかが来季の課題に。

インテル行きが決まったデ・フライの穴を埋める選手の存在も必要です。

ステファン・デ・フライ:7.0

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チーム内1位のインターセプト数を誇る守備力に加え、セットプレーでも得点力を発揮し、ミランのFWカリニッチを上回る7得点を記録しました。

メンタル的に厳しい試合だったインテルとの最終節に起用されたのも、こうした優れたパフォーマンスを買われてのこと。

採点は7.0

ルイス・フェリペ:5.5

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シーズン後半よりレギュラーに定着した21歳。

持ち味のタックルで相手の攻撃を防ぐシーンが多く見られましたが、まだまだ安定感に欠ける印象です。

来季からはデ・フライの穴を埋める活躍を期待したいところ。

採点は6.0

ステファン・ラドゥ:6.0

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選手時代のインザーギと共にプレーした最古参。

システムにもよく馴染み、デ・フライに次いで安定したパフォーマンスを見せましたが、イエローカードの多さは課題。

採点は6.0

バストス:4.5

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DFながら5ゴールを記録するなど攻撃力の高さは見せた一方で、出場試合でのクリーンシートはわずか4回と守備では残念な結果を残してしまいました。

来季に契約が満了するため、今夏の放出の可能性が高い選手の1人。

採点は4.5

ウォレス:5.0

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1試合あたりのインターセプト数はデ・フライより多かったものの、ファール数はCB陣の中でトップ。

まだまだ23歳と若く、ポテンシャルも低くはありませんが、インザーギ監督を納得させるにはもうワンランクのレベルアップが必要。

今季は5.0点。

マルティン・カセレス:5.0

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冬にヴェローナより加入したウルグアイ代表DF。

脆弱な守備を助けるための補強でしたが、負傷が多くその期待には応えられませんでした。

採点は5.0

パトリック:5.0

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バルサのカンテラ出身のスペイン人WB。

左右どちらもこなせる多才さでルリッチやマルシッチの不在を補ったものの、クロスの精度には課題を残しました。

採点は5.0

ジョルダン・ルカク:5.5

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インザーギ監督の切り札として、主に試合終盤での出場が多かったルカク。

スーペルコッパの決勝ゴールにもつながったフィジカルを活かす突破力は圧巻ですが、90分出場のためには守備力が不安。

デュシャン・バスタ:5.0

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33歳のベテランWBは、今季加入のマルシッチにポジションを奪われわずか11試合の出場に。

数少ないチャンスで結果を残すことができず、W杯へ向けたセルビア代表メンバーからも落選してしまいました。

採点は5.0

トーマス・ストラコシャ:6.0

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プリマヴェーラ出身の23歳は、今季の公式戦全54試合に出場。

14のクリーンシートと126回のセーブを記録しましたが、まだまだ経験不足であることは否めません。

失点数を減らし、守備をより安定させるために最も期待がかかる選手です。